2009年になりました。
前の日記はなんと9月でとまったまま・・・。 10月から職場が変わり、それはもう忙しかったのなんのって。 一気に3ヶ月が過ぎ去っていったのも不思議ではないくらいです。 仕事のこと、それに伴う新しい生活のことは、また改めて書いていくことにします。 その前に大事なことを書いておかなければなりません。 年末に、私の母が亡くなりました。 ちょうど一昨年の12月に末期がんを宣告され、手術もできず、化学療法もあまり効果的でないとわかったなかで、食事に最大限の注意を払い、とにかく体を温めるという生活をしながら過ごした一年でした。 ほとんど家事などをしなかった父が一生懸命に母の身の回りの世話をし、なんとか少しでも良くなる方法はないかといろんな本を読みあさり、人に会い、いくつもの病院や先生を探した一年でした。 何をしても痛みやだるさが消えず、苦しがっていた母が、今はようやくゆっくりできる、 そう思うとほっとしている自分がいます。 でもどうしても心にひっかかる、ざわざわしている気持ちもあって、それが何なのか、すべてが終わって少し落ち着いてきた昨日あたりにようやくわかりました。 母が痛みに苦しんだことがあまりに理不尽で可哀想だったのです。 母は病気知らずのひとで健康にはとても気をつけていたのにもかかわらず、どうして?という気持ちが拭いきれない一年でもありました。 仕事納めの日に父からの電話を受けて急遽東京から数時間の病院にむかったときは、もう昏睡状態で話はできませんでした。 でも、海外に暮らす弟が翌日に到着するまで、それ以上悪化することはなく弟を待ち続け、 無事対面して弟がいったんホテルへ引き上げた後に、少しずつ少しずつ呼吸がさがってゆきました。 父は数日間ろくに寝ていなくて体がぼろぼろだったため家に戻り、夫も息子と一緒にホテルで待ってもらっていました。 母についていたのは私ひとり。 少しずつ酸素の値や血圧が下がっていくなかで、不思議と穏やかな気持ちでした。 母といろんな話をして、時々母の目から涙がでたりしました。 そして、私が手をさすりながら母に大好きだよってつぶやくと、静かに息を引き取りました。 意識がなくても、母は全部ちゃんとわかっていたんだと思います。 みんなを待って、そして、新しい年を新しい気持ちで家族が迎えられるように。 頑張り屋で家族思いの母らしい最期でした。 まだ一度もちゃんと涙がでていませんが、少しずつ母のいなくなったことをかみしめていきたいと思っています。 そして、健康と家族を大事にして毎日を大切に生きていきたいと思います。
by crystalwise
| 2009-01-05 13:46
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